HPCKカードって何ですか?
HPCKカードとは簡単に言うと薬剤師の身分証明書みたいなものです
JPECのカードとは違うのですか?
JPECのカードは認定薬剤師が任意で購入するものですが、HPCKカードは仮に認定薬剤師でなくても薬剤師であれば申請可能です
じゃあ、薬剤師ならだれでもOKですか?
基本的にはそうだけど、いきなりは全員には難しいので、優先順位的に管理薬剤師、また薬局においてもう1人という風になってますね
でもなんで、そのHPCKカードが必要になってくるのですか?
ではそこらへんも踏まえてお話ししていきましょう
HPCKカードとは
HPCKカードとはHealthcare Public Key Infrastructureの略で保険医療福祉分野公開鍵基盤のことです。つまりは薬剤師資格証で、薬剤師としての証明になります。
ICチップが入っていて、電子証明書としての役割を果たすことができます。つまり今後、医療のICT化や電子処方せんに向けて必要なものになってきます。
電子処方せんの制度自体は2023年1月にスタートしました。そのため、体制を整える準備を進めているというところです。
まずは電子処方せんのやりとりに必要で、今後も必要なシーンが増えてくるってことですね
まずは2022年度中に管理薬剤師への発行、そして2人目の薬剤師への迅速な発行を目指しています。そして、ゆくゆくは全ての薬剤師が持てるようになっていくのでしょう。
HPCKカードの申請の仕方
しっかりした身分を証明するためのものになるので、申請も厳格なものになっています。
まず日本薬剤師会認証局にアクセスし、必要事項を入力して申請書を取得します。
申請書をはじめ、必要な証明書を送ります。
申請したあと、しばらくすると登録したアドレスに【決済手続きのご案内】というタイトルでメールが届きます。
あとはメール本文のリンクをクリックしてもらうと、クレジットカードもしくはコンビニ決済を選択することができます。あとは必要事項を記入してください。
指定の薬剤師会に向けて送付されるので、取りに行きます。
基本的には対面で本人確認をした上で手渡しでの交付になります。
かかる期間は?
時期による差もあるとは思いますが、私は10月末に申請を出して、メールが12月末に届きました。
込み具合もありますが、2カ月くらい見ておくといいでしょう。
現在は1月頭に支払い済みで薬剤師会への発行待ちです
2月中旬時点で、カードはまだ手元に届かずです
カードが手元に来るまでは、さらにもっとかかりそうです。
※追記
2月末にハガキが届きました。
なので、申請から手元に来るまでは約4カ月かかりました。
※サイトでは2/9時点で約2カ月半程度かかるとされています
その後、最寄りの薬剤師会に連絡の上、直接取りに行くという流れです。
運転免許証やマイナンバーカードなど写真付きの身分を証明できるものが必要です。
生年月日など簡単な質問に答えて、サインして終了です。
受け渡しは数分で済みます。
HPCKセカンド電子証明書初期登録用QRも一緒に渡されます。
有効期限もあるので、早めに登録しておくといいでしょう。
かかる費用について
薬剤師会の会員であれば19,800円、非会員だと26,400円になります。
ただし、補正予算を受けて、5,500円の補助金が出るようですので、
薬剤師会の会員は19,800円→14,300円、非会員だと26,400円→20,900円になります。
決済は、クレジットカードかコンビニエンスストア払いか選択することができます。
費用について、会社負担の場合もあれば個人負担の場合もあり、所属する会社に確認しておくといいでしょう