親に認知症の疑いがある場合、特にどういったところに注意して見ていけばいいのかな?
家族からみたポイントがあります。
認知症の人と家族の会の会員の方々が経験からまとめたものです。
家族が認知症の発見する機会が圧倒的に多いです。
発見できるなら早い方がいいので参考にしてみてください。
認知症の早期発見の目安
医学的なものではありませんが、一緒に暮らしている家族が気が付けるポイントを項目別にしてあります。何か当てはまればすぐに認知症というわけではありませんが、いくつか当てはまることがあれば、一度、専門医に相談してみるといいでしょう。
出典:公益社団法人認知症の人と家族の会
専門的な検査ではなく、ちょっと注意して見ていれば気が付ける項目ばかりです
これなら私にも出来そうですね!
物忘れがひどい(記憶障害)
認知症の方はすぐ前のことほど忘れてしまいがちです
判断・理解力が衰える(実行機能障害)
複数のことを同時にやったり、考えたり、段取りを組むのが苦手になってきます
時間・場所がわからない(見当識障害)
見当識障害という言い方をします
徘徊対策などでカメラを検討している方はコチラ↓
人柄が変わる
不安感が強い
意欲がなくなる
相談場所
心配な場合は、どこに相談したらいいのかしら?
状況や環境によっていくつかありますので、次のうち、相談しやすいところに相談してみてはいいと思います
かかりつけの医療機関
もともと、持病もちで通院されている場合は、そこの医者に相談してみましょう。
通院歴が長いほど、依然との変化に医者も気づいてくれているはずです。
直接相談することで、医者もより積極的に介入してくれる、もしくは専門的なところに橋渡しをしてくれるでしょう。
物忘れ(認知症)外来
専門的な検査などを通して、物忘れの原因から突き止めることができます。
そうすることで、今後の治療方針や対策も立てることができます。
専門チームが組まれている場合もあり、医学的な面から生活面まで面倒見てくれる場合もあります。
地域包括支援センター
いきなり病院・・・というのが抵抗がある場合や、本人はなかなか受診しない、または認めないなどの場合は地域包括支援センターなど行政の機関が相談しやすいのではないでしょうか。
地域の専門的な情報が集まっています。
それをもとにどうしたらいいか、相談に乗ってくれます。
必ずしも初回から本人がいなくてはいけないわけではないので、とりあえず家族が・・・ということもできます。
社団法人認知症の人と家族の会に相談
やはり、いきなり身近なところには相談しづらい・・・なんてこともあるかもしれません。
そんな時は、社団法人認知症の人と家族の会に相談してみるのもいいでしょう。同じような経験をされている仲間を見つけられたり、話しを聞いてもらえるだけでも何かのアドバイスをもらえたりすることもあるかもしれません。